一縷の望みを懸けて

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『ギャラクシーアイズ』は、この程度では終わらない。 ジンの宣言にボクは驚愕する。 まさかまだ……強くなるって言うのか! 「まずは魔法カード《貪欲な壺》。墓地の《ギャラクシオン》、《クラッシャー》、《ダークナイト》、《カメンレオン》、《雲篭》を戻す。よって二枚ドローだ」 途切れることなく手札を増やしていくジン。 引きが良い、というのは運ももちろんだけど、デッキが回るようにしっかりと構成されているのも大きい。 ここまでデッキを回し続けられるなんで、ジンはデッキビルダーとしても一流だね。 貪欲な壺 通常魔法 (1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。 そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。 その後、自分はデッキから2枚ドローする。 「さらに《死者蘇生》を発動だ。墓地より《銀河戦士》を再び呼び出し、こいつの効果で《ギャラクシー・サーペント》を手札に加える」 死者蘇生 通常魔法 (1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。 カードの効果でデッキを見て、サーチを行うジン。中々手札が減らないなあ。 「チューナーモンスター、《ギャラクシー・サーペント》を召喚だ。そしてレベル5の《戦士》にレベル2の《サーペント》をチューニングする」 「シンクロ召喚まで出来るの!?」 まさかのチューナー召喚と、そのシンクロを行ってきてボクはビックリする。 ジンのデッキはエクシーズに特化しているものだとばかり思っていたからだ。 ギャラクシーサーペント 星2/光属性/ドラゴン族/攻1000/守 0 通常モンスター(チューナー) 宵闇に紛れて姿を現わすと言われるドラゴン。 星の海を泳ぐように飛ぶ神秘的な姿からその名が付けられた。 その姿を見た者は数えるほどしかないと伝えられるが、見た者は新たな力を得られるという。 「シンクロ召喚。レベル7、《パワーツール・ドラゴン》」 そしてジンはエクストラデッキから、エクシーズとは対となる白いモンスターカードを出してきた。
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