一縷の望みを懸けて

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真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)》 星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000 通常モンスター 真紅の眼を持つ黒竜。 怒りの黒き炎はその眼に映る者全てを焼き尽くす。 墓地からこのデッキの新しいエースを蘇らせる。 しかし単体では《パワーツール》にギリギリ勝てる程度のスペックしかない。 「装備魔法《ドラゴンの秘宝》を《レッドアイズ》に装備させるよ」 《ドラゴンの秘宝》 装備魔法 ドラゴン族のみ装備可能。 装備モンスター1体の攻撃力と守備力は300ポイントアップする。 《真紅眼の黒竜》 ATK:2400→2700 「うぅ……あのカードじゃどうしようもないじゃない……」 ボクの使ったカードを見て、敗北を悟るサキの声が聞こえてくる。 でもボクはさらにプレイを続ける。 「ここで墓地の《シャッフル・リボーン》の効果を発動させてもらうよ。《秘宝》をデッキに戻して、一枚ドローだ!」 「《シャッフル・リボーン》……。《レインボーライフ》の時に捨てていたのか」 《シャッフル・リボーン》 通常魔法 「シャッフル・リボーン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに除外される。 (2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを持ち主のデッキに戻してシャッフルし、その後自分はデッキから1枚ドローする。 このターンのエンドフェイズに、自分の手札を1枚除外する。 ボクがカードを引く所作を見つつ、ジンが呟く。 うん、その通りだよジン。 これでボクにはまだ、新しい希望がやってくる。
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