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レナのライフポイントが減り、厄介な対シンクロモンスターを倒すことができた。
オマケにこれで《幻獣の角》の追加効果も発動だ。
「戦闘破壊に成功したのでカードを引きます。これでターン終了です」
デッキから一枚手札に加えたナノコは、そのままターンを明け渡した。
それと同時にレナが除外していたモンスターを手に取った。
「それじゃ《シューティングスター》はフィールドに戻るよ」
再び攻撃力3300の大型モンスターが現れる。
除外ゾーンとフィールドと行き来できるカードか……。
でも攻撃力はナノコの二体のモンスターの方が上だもんね！
「私のターン、ドロー！」
レナは《シューティングスター》から手を離すと、デッキに手を添えて勢いよく引き抜いた。
そして「うーん」と指を顎に添えて思案すると、プレイングを開始した。
「《おろかな埋葬》を発動するよ。デッキから《レベル・スティーラー》を墓地に送るね」
《おろかな埋葬》
通常魔法
(1)：デッキからモンスター１体を墓地へ送る。
レナは魔法カードを使って好きなモンスターを墓地に送ってきた。
墓地で効果が使えるモンスターをデッキから送れるというのは、想像以上に強力だ。
「そして《ジャンク・シンクロン》を召喚するよ。その効果で墓地の《ジェット》を蘇生しちゃうからねー」
前のターンにサーチしていたチューナーを呼び出し、墓地から更にチューナーを呼び出してきた。
今度は何するつもりなんだろう……？
《ジャンク・シンクロン》
星３/闇属性/戦士族/攻1300/守 500
効果モンスター（チューナー）
(1)：このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル２以下のモンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
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