その手にカードと花束を

新生デュエル部設立！

「さて、《ドッペル》が素材になったからトークンを生成するよー。そして今度はその☆1トークンと☆1の《ジェット》でチューニングだよっ！」

レナが再び合計レベル2のシンクロ召喚を行ってくる。
……やっぱり、あのカードなのかな。

「口上は一回言ったしスキップして、《フォーミュラ》二体目をシンクロ召喚！」

「またシンクロチューナー！」

やっぱりレナは再び同じシンクロチューナーモンスターを繰り出してきた。
しかも《ジェット》を素材にしてるってことは、また二枚の手札補充がされる……。

「《フォーミュラ》自身と、素材の《ジェット》──そして《ライブラリアン》の効果発動！　二枚のドローと《ジャンクロン》をサーチ！」

と思ったら更に一枚多くカードが増えていた。
なるほど。《ライブラリアン》も手札補充の効果を持っていて、《フォーミュラ》との相性抜群ってワケなんだね。

「まだまだ行くぞお。次は☆5の《ライブラリアン》と☆1のトークンに、☆2の《フォーミュラ》をチューニングっ！」

分かっていたことだけど、レナは前ターンすら上回る1ターン中の三回目となるシンクロ召喚を行った。
合計レベルは8。もしかして、次のシンクロモンスターは……。

そう考えたボクの想像は的中した。

「『シンクロ召喚時の口上は「星海を切り裂く一筋の閃光よ。魂を震わし世界に轟け！』　シンクロ召喚、《閃こう竜 スターダスト》お！」

レナの場には別の「スターダスト」である《閃こう竜》が現れた。
やっぱりこのモンスターかあ。

《閃こう竜 スターダスト》
星８/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
効果・シンクロモンスター
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
１ターンに１度、自分フィールド上に表側表示で存在するカード１枚を選択して発動できる。
選択したカードは、このターンに１度だけ戦闘及びカードの効果では破壊されない。
この効果は相手ターンでも発動できる。