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《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》
星８/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
シンクロ・効果モンスター
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
(1)：このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「レッド・デーモンズ・ドラゴン」として扱う。
(2)：１ターンに１度、自分メインフェイズに発動できる。このカード以外の、このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ特殊召喚された効果モンスターを全て破壊する。その後、この効果で破壊したモンスターの数×５００ダメージを相手に与える。
ボクがシンクロ召喚で呼び出したのは、以前使っていた《レッド・デーモンズ・ドラゴン》をリメイクしたモンスターだ。
様々な条件は変わったけど、相手モンスターを一層できる効果は健在だ。
「《スカーライト》の効果を発動するよ。アイの場の特殊召喚した攻撃力3000以下のモンスターを全て破壊！」
アイの場の《ティアラミス》と《ホーットケーキ》はどちらも《スカーライト》の破壊対象だ。
つまり、効果処理後はガラ空きのモンスターゾーンとなり、直接攻撃ができるようになる！
けれどアイはそこで伏せていたカードを表向きにひっくり返してきた。
「罠カード《スキル・サクセサー》を発動っ！ 《ティアラミス》の攻撃力を400ポイントアップさせることで《スカーライト》より攻撃力を高くして、破壊を回避するよ」
《スキル・サクセサー》
通常罠
自分フィールド上のモンスター１体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで４００ポイントアップする。
また、墓地のこのカードをゲームから除外し、自分フィールド上のモンスター１体を選択して発動できる。選択した自分のモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで８００ポイントアップする。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できず、自分のターンにのみ発動できる。
《クイーンマドルチェ・ティアラミス》
ATK：2700→3100
な、なるほど！
確かに《スカーライト》の攻撃力3000を上回れば、その効果範囲から逃れることが出来る。
オマケにその後の戦闘破壊もされなくなるから一石二鳥だ。
……本当にスゴいね、アイ。
けれど《ホーットケーキ》は破壊されたので、アイのライフポイントは500減らされた。
藍LP：1200→700
「ティルの手札は後一枚……。《スカーライト》で《ティアラミス》の突破ができなくなった以上、次の藍のターンには《ティアラミス》の効果で《スカーライト》がバウンスされて直接攻撃されるだけね」
「藍先輩、本当にすごすぎます……。私の方が歴長いのに勝てる気がしません……」
サキとナノコが今の状況に対しての感想を呟いていた。
いやまあ実際、ボクは非常にピンチだ。
……本当はこのカードを使いたくなかったんだけど、状況が状況だから仕方ないね。
「魔法カード《アドバンスドロー》を発動するよ。《スカーライト》を墓地に送って二枚ドローするね」
ボクは最後の手札だったカードを使い、わざわざ呼び出したシンクロモンスターをコストに二枚のカードをドローした。
普通に考えてディスアドバンテージだらけの行動だけど、使わないと詰んでいる以上は仕方ないよね。
《アドバンスドロー》
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するレベル８以上のモンスター１体をリリースして発動できる。
デッキからカードを２枚ドローする。
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