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グォンッ! グォンッ!
夜明け間近の大空を漆黒の巨龍と周りを囲むようについて来る銀色の龍達が飛んでいた
その龍達の背には一人一人竜騎士が乗っており
それぞれが竜を模した甲冑を身に纏っている
漆黒の巨龍に乗る竜騎士はその中で異様な気配を放ち
甲冑もまるで鋼の岩山を丸ごと削り取り、何十も重ねて作られた大要塞の様な鎧を身に着け大兜で顔を隠していた
兜の隙間からは周囲を照らす青白い光が漏れ
その奥の鉄仮面に開かれた八つの穴の内、左上から二番目の穴からは緋い流星を思わせる残光が揺らめいていた
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