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「ひっじかったさ~ん!開けましたー」
スパンッ
「コルァッ!!総司!障子開けながら開け終わった報告してんじゃねーよ!」
「「………。」」
「な、なんだその目は…いっとくが俺はおまえ等がやれって言ったからやっただけだからなっ!!」
「「………。」」
「ぁんだよ……」
「「………。」」
「だから、ぁんだよ…」
「「………。」」
「…ぁあ゙っ!もう!言いたいことあんなら言えよっ!!」
「いや、いいっすよ……なんかすいません」
「はい…なんかすいません」
「あやまるなっ!!なんだ、何かってなんだ!?すいませんって…よけい悲しくなるじゃねーかっ!」
「「あ、まぁまぁナイスツッコミ。」」
「まぁまぁってなんだ、コラ。喧嘩売ってんのか。」
「そんなことより、さっき言った変な人連れてきました」
「そんなことだと!?……まぁいい、入れ。」
「「はい、土方」」
「……お前らいい加減にしとけよ…」
「「はい、土方」」
「……ハァ――。もういい。座れ。」
「「はい、土方」」
その2人を無視して土方は座布団の上にどかっと腰をおろし胡座をかくと口を開いた
「んで、怪しい奴たぁ、お前か?」
花香は息を飲んだ。
あまりにも彼の目は威圧的で嘘を何もかも見抜いてしまうような、そんな目だった。
「……みたいですね」
「名は?」
「礼儀がなってないですね。普通自分が名乗ってから聞くものでしょうが。」
花香は無表情で淡々と述べる。
土方の額に青筋が浮かんだようだ
「てめぇ…いい度ky「花香です。紅咲花香。これでいいですか、土方歳三さん?」
「なんで名前を知ってやがる…」
「それはこれからお話しします。取り敢えず、この話は土方さんだけに話したいので…誠に勝手ながら沖田さん、しばし席をおはずし願えますか?」
無表情で言葉を放ち、沖田の方を見ると……
「なんで私だけ仲間外れにするんですかぁ?」
いや…ホッペに空気ためて可愛いんだけど………可愛いんだけど…
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