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「お前ら、こんな道場の隅で何やってんだ」
「わぁぁぁっ!」
土方が腕を組ながらこっちへやってきた
どうやら説教は終わったようだ
「うるっせぇ!急に叫ぶな!」
「す、すいません…」
びっくりした!びっくりした!びっくりした!!
「んで、何してんだここで。周りからみたら怪しいぞ?」
土方は眉をひそめて尋ねてくる
「それはその、あのっ...「こいつが目が痛いと言うので少し見てやっただけです」
おー…流石監察。
言い訳が上手いですね。
「ほ~…。こんな奴、適当にあしらって大丈夫だぞ??」
「失礼ですっ...「次はそうします。」
え―――…。
「ところで副長。幹部とこいつは副長の部屋へ集合ですか?」
「あぁ、そうだった。山崎、話し長くなるかもしれねぇから準備頼めるか?」
「承知。それでは先に失礼します。紅咲、お前は後から副長とこい」
「あ、わかりました」
私の返事を聞くと山崎さんは普通に歩いて道場を出て行ってしまった
私はさっきみたいに天井裏とか走って行けばいいのにと思ったが道場で稽古をしている人がいるからだと直ぐに察した
道場でた瞬間にもう走ったかな~…
「さてと、俺らも行くか」
土方さんは道場を出て行く
「え!?もうですか?流石の山崎さんだって準備出来てないですよ!」
山崎さんが出て行ってまだ間もないのに…
私もそう思いながら土方さんに続いて道場を出る
そんな私に土方さんは得意げに口を開く
「なぁに言ってんだ。あの山崎だぞ?もう茶も汲み終わってるよ」
そんな馬鹿な…
山崎さん天才すぎるでしょ。
「そんなことより…
まだ、顔赤いぞ」
「……………え゙っ!?」
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