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も…森川…!!?
彼は私に見向きもせず猛スピードで階段を駆け上がっていく。
あいつ………!
なぜだろう私の闘争心に火が点いた。時間ぎりぎりなのもあってか2階分の階段を駆け上がる。
オフィスの階に着くと私はぜぃぜぃと荒く息を吐いていた。
ふと目の前に影が落ちた―「さすが沢村…はえーなーー」にやにやと面白そうに笑う森川孝司は値踏みするように私を見ている。
「なによ…!気付いてるなら声ぐらい…かけたら…?!」まだ荒い息を整えながら彼を睨む。
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