プロローグ

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「ほんとおもしれーやつ」森川はそう言って自分のデスクに歩いていく、私はただその姿を見送り 「森川のやつ!!」と荒く息をはきながら噛みついた。さすがに階段をかけるきになどなれないでいたし、疲れていたからというのもある。 むすっとしながらデスクの椅子に座ると隣からクスクスと笑う声かした。 「笑わないでください」 隣の長門さんが愉快そうに笑うからついイライラよりも恥ずかしさが込み上げる。 「君たちはいつもそうだね」 仏頂面で「いつもじゃないです―」と答えると年長の長門さんはゆくゆく面白くなったのか笑いをこらえるのに腰を曲げていた。 一段とむすっとした私は森川に視線を投げた
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