日の当たらない場所

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その日は昼で学校は終わりだ。放課後に生徒たちの話し声が聞こえてくる。 「おい、隣の青蘭高校って知ってっか?」 「あー、頭悪いとこか。」 窓から外を覗いている男子生徒の会話が聞こえる。悪いとは思っているものの、耳を傾けてしまう。 「あそこさぁ、めっちゃくちゃかっこいいやつらがいるんだとさ。女子たちが話してたよ。」 「なんだよ、お前ってホモなのか?」 「違うわ!会って数時間でそれはないだろ!」 あの人たちはここに来て友達になったんだ。初めてあったのに、すごい。 彼らが窓から離れるのが見えて、しばらくしてから窓際によっていった。そこには桜並木が見えた。 その奥にはきれいな校舎が見える。私立のようで、すごく広い。
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