〈プロローグ〉

9/39
前へ
/363ページ
次へ
「ん?…あぁ、あの話ね。 …それにしても、これ見てたらひいおじいちゃんのお葬式思い出すわ。」 そう言ってお笑い番組に 変えてしまった。 私はまだ、言葉を出せずに 止まってしまった。 「…え?」 テレビに映っていたのは、 たくさんのお坊さんが 一人ずつお経をあげて いたのだ。 多分、震災関係のだったの かもしれない。 「……どう…いう…こと?」 はっきりと整理出来ていない 頭では、聞くことが精一杯だった。  
/363ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加