自称無職男子と女子高生

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“ズベシャッ” 「キャッ!!」 雨が容赦なく降る コンクリートに、おもいっきりダイブする私。 …つまりは転んだ。 『はぁ…なんで…いつもこんななんだろ。本当についてない。あーぁ。今なら泣いてもバレ ない気がする。』 ため息をつきながら見上げる空は変わることなく不機嫌そうに灰色だ。空も泣いてる。 …なんて、私だけだよ。 泣いてるのなんて。  
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