自称無職男子と女子高生

3/5
前へ
/363ページ
次へ
空を見ていた目は今は地面へと向けられ、涙か雨か分からない滴がポタポタと落ちていく。 立ち上がるのすらダルくて。 なんだか周りからは変な目で 見られるけど、ココは元から そんなに人通りが多くない。 この道を通る人達は、みんな私を無視する。 それが…なぜか今は有り難く 思えて。いつまでも…こうしていようかとも思った。 しかし。 ザァーーという音がいきなり 変わった。パラパラと何かに あたるような。そんな音。  
/363ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加