〈プロローグ〉

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母は専業主婦で、ずいぶんと 仕事をしていなかった事も あり、仕事は相当なストレスになっていた。 そして、高校2年の春休み 母が倒れた。 生活を支えるため働き続けた 結果だった。 私は父が倒れた辺りから バイトをしたいと言っていたのだが、母がどうしてもダメだと言いはった。 母が倒れた今も。 そして、母が入院して2日が たった今日。 母が初めて詳しく、この私、 “風ノ宮 朱莉” (かぜのみや しゅり) そう。“風ノ宮家”のことに ついて話してくれた。  
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