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何度目かの転職の時に彼女と出会った
彼女は当時
母親と祖父母と弟の5人で暮らしていた
彼女はもうすぐ2年生になる、まだ高校一年生
父親は仕事の出張で単身赴任
そのころ私は一回り年上の27才
高校生相手の教材販売の営業をしており
その仕事は基本を経てからは電話でのアポ取りから始まる
電話の苦手な私は
ストレスからくるであろう、掌全体に水膨れのようなものを沢山作りながら
必死にアポ取りの電話をしまくっていたがなかなかアポイントを取れず
その日は上司のアポイントを貰って現地に向かっていた
いつものように現地についてから上司にその旨の連絡を入れて、その家の呼び鈴を押す
「こんにちわ~(^^)」
その日は雨が降っていて
気分の乗らない日だった
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