213人が本棚に入れています
本棚に追加
/329ページ
それからというもの、彼女との密会(?)の形は車の中で話だけ・・・では終わらなかったが
最後の一線だけは越えることがなかった
ほぼ毎日、仕事の帰りに一緒に居てほんとにたくさんの話を聞いていたが、ひとしきりの話の後に不思議な感じで会話が途切れる事が多くなり
そんな時は、いつも彼女の体を確かめた
ゆうかはいつもすんなりとその行為を受け入れており、勝手な事を言わせて貰うと望んでいるような気もしていた
会社の近くで 少し走ると辿りつく海岸で 彼女の家の近くで
彼女の年代で言えばそっち方面に対して好奇心旺盛な年頃
私といえばまだまだ元気な盛り
多分状況としてはお互いにかみ合っていたはずだったのだが
正直、最後の一線を越えられないのは不思議だった(笑)
その頃まだ若いつもりで居た私はその線をなんとか乗り越えたかったのだが
彼女が頑としてそれを拒む為 また、私が20代前半だったら間違いなく待てなかったと思うが幸か不幸か20代後半だった為(?)
そして
たまにその事について話もした
興味があるから拒まないんだろうけど、何で最後の最後だけがダメなのか
彼女曰く『高校生のうちは絶対ダメ!』だそうで、そこだけは卒業するまで変わらなかった
ある日、いつもどおりの車の中でいつもの様な話の流れの中、突然私のアパートに行きたいと言い出した
当初難色を示したのだが、教室で友達と彼氏についての話になって
私が一人暮らしをしている事を言ってしまい
友達か遊びに行ってみたいといってて、だからどうしてもお願いと
何で勝手にそんな事決めちゃうの的な発言をしたものの、もう友達と約束しちゃったからと断固として意見を曲げず
結局私の次の休みの日にゆうかが友達3人をつれて来る事になってしまった
最初のコメントを投稿しよう!