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王様が亡くなると、女王は一変しました。
それまでの明るい笑顔も、
優しい声も、
温かい手の温もりも、
大きな愛も消え失せました。
女王が変わったように、国も変わりました。
この国は、元は雨の降らない枯れた土地でした。
そこに、水を司る神の加護を受けた魔導士が雨を降らせその土地を潤しました。
そして森が生まれ、命が芽吹いたのです。
...そこからこの国が出来たと伝えられています。
そして、この魔導士が今の王族の先祖だと言われています。
なので、王位継承者には王位と共に水を司る神の加護も引き継がれます。
ですが、王様が亡くなっても、姫様に加護が引き継がれることはありませんでした。
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