たまり場

9/10
前へ
/204ページ
次へ
しばらくすると和希が私達に声を掛けてきた。 『ゲームは目が悪くなるからもう終わりな?』 面倒見のいい和希に私はとても感心した。 『真希も今日は遅いから帰ろうな?飛我が起きる時間だから送ってもらうね?』 そんなことを話していると飛我が起きてきた。 和希の言った通りだった。 『あのねぇ~。和希は飛我の起きる時間が完璧に分かるんだよ。』 奏太が教えてくれた。 和希はすごいと思った瞬間だった。 『…もうこんな時間が。真希、送る…』 私は眠そうな飛我とたまり場へ来た時と同じ黒い車に乗り込んだ。
/204ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1041人が本棚に入れています
本棚に追加