上目遣い

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《次の日》 青龍の車であの5人と一緒に登校した。 周りのみんなは青龍の中に女がいるということに驚いていた。 私が教室に入ると美香が声を掛けてきた。 『あ、おはよー真希。昨日は一緒に帰れなくてごめんね?』 美香は私が5人と登校した様子を見ていないようだった。 『美香!おはよう。いいよ気にしないで。それからちょっと聞いてほしい事があるんだけど…』 そう言うと私は昨日あった事を美香に話した。 絡まれたこと、屋上でのこと、仲間になったことなどすべてを話した。 だけど私が朱雀の初代総長の孫ということだけはまだ話せなかった… 話してしまったら美香が私から離れてしまうかもしれないという事が怖かった。
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