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その様子を後ろで4人は笑いを堪えながら見ていた。
和希も俊も奏太もあの無口な輝でさえも飛我に怒られないように笑いを堪えるのに必死だった。
私がそっと和希を見ると指でΟKのサインを出してくれた。
飛我も許してくれたし作戦は成功だったらしい。
『…行くぞ』
飛我はまだ少し赤みがかった顔で私にそう言った。
美香は
『いいの?』
と心配していたが
『いーのいーの。美香ちゃん?かわいいね。あの通りうちの大将さんは真希にゾッコンだから…』
美香に耳打ちをした俊だったが私にはバッチリ聞こえていた。
その俊の言葉を聞いた美香は少し顔が緩んでいたので俊のさっきの言葉は聞かなかったことにしてあげた。
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