1041人が本棚に入れています
本棚に追加
そして5人は教室から出て行った。
教室はしんと静まり返っていた。
すると藍沢さんが私の方に近づいてきた。
私は思わず身構える。
すると……
『ごめんなさい!』
藍沢さんは私に頭を下げた。
『私、青龍のファンで赤松さんがよく一緒にいるの見て嫉妬したの。噂とか流してごめん。傷つけてごめん。』
藍沢さんは何回も私に謝った。
『私もごめんなさい。』
『俺もごめん。』
みんなが口々に言ってきた。
『赤松さんは青龍の人達に愛されてる。大事にされてるね。』
藍沢さんはそう言って笑った。
私はクラスのみんなに初めて打ち解けることができた気がする。
美香も私の隣で笑ってくれてた。
最初のコメントを投稿しよう!