その日の夜

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 それから、いくらかして氷浦が出てきた。 スッと襖を開けて、俺の部屋に入ってくる。 布団は既に敷いてある。 「お?出たか!」 「…ああ」 「なぁ、布団どうする?俺の部屋布団一組しかねえんだよ…」 一組に二人寝るのは少し狭い気がする。 「…いい」 「ん?」 「一緒で、いい」
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