ハジマリ

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"いっちゃん…好き…大…好き…私を…わ…すれ…ないで…" ピ―――――――――――――――――ッ 部屋に響く機械音 周りの人達は泣いている 理解が追い付かない 周りを見回していた視界が 自分の目の前にあるベッドに止まる そこには愛しい人が… 生きているはずの人が 眠っている 理解が追い付かない 部屋に響く無機質な音 俺は…俺は… 「李桜っ!!」 「はいっ!?」 …えっ?? 驚いて周りを見回す 「…夢…??」 ここは見慣れた俺の部屋だ ベッドの横に立っている声の主は 「李桜??」 「いっちゃん大丈夫?? 凄い汗だよ変な夢でも見たの??」 心配そうに俺の顔をのぞきこむ
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