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けど、いつまで経っても幕が降りることはなかった。
何で終わらないんだ。
だんだん身体も動かなくなっていき、頭も廻らなくなってきた。
もう駄目だと思った。
得体の知れない何かに捕まるのは時間の問題だった。
そして、遂に動けなくなってしまった。
ここで終わりなんだな。
私は死を覚悟した。
得体の知れない何かの足音が段々と大きくなっていく。
そして、私の背後までソレはやってきた。
すぐ側にいる。
だが、ソレは私に何もしない。
私は残された最後の力を振り絞り、背後を振り返った。
すると、そこには…もう一人の私がいた。
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