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「抹殺完了」
無機質な声がこの部屋を支配する。
部屋は血に彩られ、生臭い臭いが充満している。俺は正宗に付いた血をそこら辺にあった布で綺麗に拭き取る。
「今回も呆気なかったな」
緋龍が煙草を吸いながら詰まらなそうに呟く。
「なぁなぁ!見てこの間抜けな顔。最高だよな♪」
紫龍が左股のベルトにナイフをしまい、デザートイーグルに弾を装填する。
「ま、これで任務完了や。さ、帰ろうか黒龍」
灰龍はグラサンをかけ直して、俺の肩を叩く。
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