3/10
前へ
/67ページ
次へ
わざとじゃないよ、不慮の事故だもん。 と言っても、あまりよく覚えていない。目が覚めたら夜の学校にいて、雨が窓に打ち付けられ不気味な音を立てていて、目の前には廊下を真っ赤に染めて瞳孔は開き、内蔵は無様にも飛び出ていた。 そう、目を開けたらそこには無様な姿の『親友』がいた。 それくらいしか覚えていないんだけどね。 もう居ない『親友』のことを紹介してもって感じはするけど、一応しておく。学校に着くまでまだ時間あるしね。
/67ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加