復讐

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  「ねぇ、どこまで行くの?」 「あと少しで着くから」 「もう、さっきからソレばっかりじゃない」 「ほんとにあと少しだって。この先に線路があって。その脇に小屋があるらしいからさ。そこで……な?」  そう言って男は振り向き、いやらしく笑った。  そんなことは知ってる。そこでお前が何をしたのかも。  あの日もコイツは、こんな風に笑っていたのだろう。  気持ち悪い……
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