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男が一番奥の線路の上に差し掛かった時、私は左肩に掛けたバッグに忍ばせていた、小さなバールのような物を取り出した。
「あ！ちょっと待って！」
「ん？ どした？」
男は立ち止まり、半身になってこちらへ振り返った。
私は、右手に握り締めた小さいながらもズシリと重いバールのような物を、一気に男の股間目掛けて振り上げた。
「ぎｭﾞッ!!」
気持ち悪い声とともに、痺れるような感触がバールのような物を握る手を走り抜けた。
「ッッッ!! ∠￡▼≠⊿◆￠ッ!! がぁあﾞぁッ!! うﾞあﾞぁぁー!!」
線路の上に前のめりに倒れた男が、両手で股間を押さえて呻いている。
気持ち悪い……
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