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「―――……大丈夫?」
少女は凛とした表情から薄い笑顔を浮かべて言った。
透き通った綺麗な声。
希は考えていた事などすっ飛ばして思わず返事していた。
「っッ!」
そういや…あばら骨…折れていたンだッた。
あまりの痛みに再び後ろへ倒れ込んだ。
視界が霞み、頭がぐるぐるとしてして次第に意識がぼーっととろけていく。
「……ぃ……っ!?」
少女の姿がぐにゃりと歪む。
「…ぞ…む……君っ!」
少女が声を上げて駆け寄ってくる。
………聞きたい事とか…
……あっ……エア・シャフト…回収しなきゃ……―――――――
そこで視界が完全にブラックアウトして、意識が深い闇に消えていった。
⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒続く
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