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それで更に確信がついたのか翔は唇を噛み締めた。
『俺は諦めるつもりはねぇ~から。俺の事、好きにならせてみせるから。』
そう言って翔は屋上を後にした。
“どうしよ~。……私…これからどうなるの?―――”
歩音はそのままその場に座り込んだ。
“―――私はあの人を好きになる事はない。だって私はずっと、ず~っと前から拓兎君の事好きだから。………でも"諦めない"って、"好きにならせてみせる"って、どうするつもりなんだろう。………嫌な予感がする。”
歩音は何か恐怖を覚え、頭を抱え込んだ。
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