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それがわかったのか拓兎は話始めた。
『最後に、俺は今話した事を翔に話す。どうなるかはわかんねぇ~けど翔は何か行動に移すと思う。俺は翔を手伝うつもりだ。だから姫宮さんにとってはツライかも知れないけどわかって貰いたい。………じゃ~。』
拓兎はそう言うと教室を出て行った。
"本気(マジ)なんだ"、"行動に移す"、"わかって貰いたい"歩音はその言葉が頭の中をグルグルと回っていた。
“どうしたら…いいんだろ?私。”
歩音は拓兎が言った事を嘘じゃないと信じたいが、まだ頭のどこかで嘘なんじゃないか、からかわれてるんじゃないか、と思ってしまう自分がいたのだった。
自分の教室に着いた拓兎は翔を余り人がいない所に連れ出し、さっきあった事を話した。
『―――って事で俺の方は一応解決したから。次は翔、お前の番だからな。』
『ありがとな、拓兎。……じゃ~行っt‘キンコンカンコ~ン’
翔はそう言って歩音の所に向かおうとした時、タイミング悪く午後の授業のチャイムがなってしまった。
『チッ、マジかよ。』
翔が舌打ちをしてそう言うと翔は仕方なくと言った表情で、拓兎はヤレヤレと言った表情をしながら自分達の教室へと向かった。
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