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部活が終わり拓兎と2人だけになった部室で翔が拓兎に話しかけた。
『ん~。………よしっ!!決めた!!俺、明日コクるわ。』
『おぉ!!』
『……あっ!?でもなぁ~。―――』
翔は何かに悩み、そう言うと頭をかいた。
『何だよ。今"決めた"って言ったばっかりじゃねぇ~か。』
拓兎は翔がまだ渋っていると思い、そう言った。
『ちげーって。そうじゃなくて呼び出し方。』
『呼び出し方?』
『あぁ~。逢わねぇ~と出来ねぇ~じゃん。』
『まぁ~、そりゃ~そうだな。』
拓兎がそう言うと翔は“ん~”とまた悩み出した。
すると、しばらくして拓兎が口を開いた。
『手伝ってやろうか?』
『……えっ!?マジ?』
『あぁ。俺が呼んできてやるよ。翔が呼びに行ったりしたら大変な事になるもんな?』
『おぉ~!!マジ助かる。さすが拓兎だぜ!!』
翔はそう言うと拓兎の肩に腕をかけた。
『で?いつ、どこにするんだ?』
2人はその事について話始め、明日の放課後、部活終わりに屋上で告白する事を決めたのだった。
そして2人は帰って行った。
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