【Ⅰ】

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しばらくして部活が始まるチャイムがなり歩音は正気に戻った。 『……はっ!?ヤバイっ!?部活行かなきゃっ。遅刻しちゃう。』 歩音は途中だった用意を急いで済ませると急いで部活がある音楽室へと向かった。 歩音は部活中ずっと拓兎に言われた事を考えていた。 “………絶対嘘だよね。からかわれてるだけ。行ったって誰もいないか、いたとしてもバカにされるだけ。………でも………” 歩音は見た目も加わり、マイナス思考に考える癖があったのだ。 歩音は悩んでいた。 頭ではそう思っていてもちょっとは期待してしまう自分がいる事に。 そうこうしている内に部活が終わってしまっていた。 そして歩音はまたしばらく考えて行く事を決め、B塔の屋上に向かった。 .
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