雪山の小さな村

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外は明るい日差しがさしているにも関わらず、少し肌寒い。 まだ雪が残っている、温暖期のポッケ村である。 ダークは村長を探していた。 その道中、すれ違う人達に挨拶を交わされる。 「お、噂のハンターさんかい?」 「今度、俺の依頼受けてくれよ!」 「これからよろしくね!」 その全てに手を軽く挙げるような簡単な返事をしながらダークは進んでいく。 すると、奥に焚き火をしている年配の竜人族が居た。 竜人族は耳が尖っているのが特徴の亜人で、その寿命の長さや知識から長を務めることが多い。 「あんたが、マスターの話してたポッケ村の村長か?」 「そうじゃよ。話に聞いた通りの、生意気な男だねぇ」 ふん、と鼻を鳴らし、バツの悪そうにダークはそっぽを向いた。 村長がほほと笑う。 「最近、こちらでは妙な雪崩と珍しい飛竜の目撃が多くての…調査をしてほしいのじゃ」 「あぁ…だが、そいつを狩るのは少し待ってくれ」 左腕の負傷の事情を話すと、村長はゆっくりと頷いた。 「うむ。まずはリハビリ程度の依頼をこなしていけばいいさ」 「助かる」 「では…ようこそ、ポッケ村へ」
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