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マンモスに似たモンスター、ポポが呑気に草をはんでいる。
崖や洞窟があり、奥にはトナカイのようなモンスター、ガウシカがいた。
辺りで耳障りな羽音を立てているのはランゴスタという巨大な蜂だ。
ダークは、狩場である雪山にきていた。
青年からもらった装備、ハンターカリンガという片手剣にマフモフという耐寒性に優れた防具を纏っている。
加工屋が言うには、雪山草は山頂付近で取れるらしい。
「行くか」
ダークは、景色を楽しみながら山頂へ向かった。
ーーーーー
「こんなもんか」
摘んだ草をポーチにしまい、ダークは下山の準備をする。
すると、周りに複数の気配を感じた。
「ランポス亜種、か」
正式名称ギアノス。
白い皮をした肉食竜だ。
鳥竜種に分類され、スタンダードな恐竜のような風貌である。
その数、およそ五体。
ギャアギャアと威嚇をし、間合いを詰めてきている。
ダークは、狩るか狩られるかの雰囲気を楽しむかのように剣を抜き、口を歪ませて笑ってみせた。
「手慣らしには丁度いいな…来い!」
一匹が飛び掛かる。
それを合図に、残りの四匹もダークに飛び掛かった。
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