絶対強者

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「あんな奴相手にまともに戦うわけねぇだろ」 そう言って、別のエリアでポポを惨殺して舌を剥ぎ取った。 氷結晶を使ったポーチに素材を入れ、奴と出会わないように迂回して下山する。 ーーーーーー 帰る頃には、晩飯時だった。 良い匂いが立ち込めていたが、何人もの村人達が外でそわそわしていた。 そこへダークが戻ると、依頼主の女性が駆け寄って来た。 「ハンターさん! 良くご無事で…!」 「ポポノタンだ、これだけありゃいいよな?」 「はい、はい!充分過ぎる程です!」 そこで、他の人達もどっと押し寄せて来た。 頭を小突かれたり背中を叩かれたり、ダークは驚いていた。 「な、なんだ…!?」 「山頂でティガレックスがうろついてるっていうから、心配してたんだよ!」 「しかも、そんな時に肉の納品依頼なんて出しちゃったから、もう大変!」 「とにかく、無事で良かった!」 口々に言う。 ダークは、依頼人にそこまで情を交わしあったことが無いため、不思議な感覚だった。 「このお肉、あなたの歓迎会のために使う予定だったの」 依頼主は、そう言ってお礼を言った。
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