怪鳥襲来

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密林までは、ギルドが手配した竜車に乗って行く。 今回は村の依頼ではないので、支給品や補助も充実している。 携帯食糧を水で流しこむように食べ終えると、丁度ベースキャンプの設営が終わったようだ。 「では、終わり次第信号弾で連絡を下さい」 「あぁ」 短く返すと、業者は狩場をあとにした。 ここは、テロス密林。 鬱蒼と茂った木や、島を囲むような海が特徴だ。 「さて、行くか…」 特に当てもなく、ダークは走り始めた。 今は繁殖期で、草食獣が多い。 そのため、肉食獣も自然と増える。 目の前には、厄介な青い鳥竜がエリアを陣どっていた。 「ランポス、か…」 ギアノスに似た青い皮の肉食獣。 アプトノスの狩りのため、群れで下りてきたようだ。 その中の一匹がこちらに気付き、獲物を横取りさせまいと威嚇し飛び掛かって来た。 「売られた喧嘩は」 新武器、太刀を縦に一振り斬りこむ。 「全て買う!」 ランポスはその一撃に吹っ飛び、真っ二つに裂けた。 ランポスの群れとダークは、お互いに牽制しながら睨み合った。
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