怪鳥襲来

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「よし、手伝うよ!」 「いや、後の報告が面倒になるからいい」 「そ、そうだけど!」 ルインは、洞窟から出ようとするダークの前に回り込み足を止めさせた。 有無を言わせない真剣な表情でダークを見る。 淡い青色の瞳を潤ませる女性は、幼い印象を与えた。 「お金とかの精算は一人分でいいから…! 私も、一緒に帰るっ」 「まさか、ギルドを通した採集じゃないのか?」 ルインは押し黙った。 恐らく、ギルドを通していないためにバッティングになってしまったのだろう。 しかも、キャンプを破壊され帰る手段も途絶えたらしい。 「何日遭難してたんだよ…」 「えっと…3日、かな?」 「…これに懲りたら、勝手に狩場をうろつかないことだな」 ダークは、深い溜め息をついて首を振った。
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