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『ばくだいな…』
『ちから』
《莫大な力があれば、世界は滅ぼせるし…自分の意のまま世界を動かせるんだよー!!!すごいよねー!!》
『……それを手に入れるために、コインを集める』
《デスゲームが行われている》
頭を過るのは、電車での被害。今でも、身体が思うように動かなくて身体が震える廉太郎。
『……タロちゃん、大丈夫?』
『…え、あ…あぁ、ちょっとビックリしただけだし』
大丈夫大丈夫と笑う廉太郎だが…
あの状況は、打ち所が悪ければ死んでもおかしくなかった。
『……なぁ、ピロちゃん廉ちゃんの身体治る?』
《杉原廉太郎の身体なら、明日には元にもっどるっよー!!》
『うそっ!!マジで!!』
ピロちゃんは満面の笑みを見せるが、胡散臭いのか目を細める廉太郎と渚。それとは真逆な晴喜は、単純に喜ぶ。
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