第二章:大学祭
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だけど正直なところ僕は、 学祭で何をして何を見たのか ほとんど覚えていないんだ。 君が食べたいと言って買った みたらし団子の味ですら、 緊張で味がわからなかった。 「おいしいね」 そう言った君の横顔を見ていた僕は 多分、味もわからないまま 「うん」 と頷いたことだろう。
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