第二章:大学祭

5/7
前へ
/23ページ
次へ
だけど正直なところ僕は、 学祭で何をして何を見たのか ほとんど覚えていないんだ。 君が食べたいと言って買った みたらし団子の味ですら、 緊張で味がわからなかった。 「おいしいね」 そう言った君の横顔を見ていた僕は 多分、味もわからないまま 「うん」 と頷いたことだろう。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加