第四章:そんな君が

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僕という存在は、いったい君にとってどんなものなのか。 そのころから僕は、そんな風に思うようになった。 ただの都合のいい存在なのだろうか。 暇潰しなのだろうか。 それとも――保険? 僕は、君の目をまっすぐ見ることが出来なくなった。 だって怖くてしかたなかったんだ。 君の瞳は僕の前ではいつだって 僕をまっすぐに見つめて決して逸らしたりしない。 君の笑顔は、心の底からのものだと感じていたから。
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