序章――英雄の末裔

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話が途切れるが、まず彼等‥【滅龍者】について説明しよう。 滅龍者は基本的には、パーティーを組んで行動する。 役割は以下の通りである。 【アサルト】 剣や槍、斧等、近接武器を駆使して龍を討つ、接近戦闘のエキスパート。先駆けはもちろん、殿を勤めたりもする。 【シューター】 弓やボウガン等、遠距離武器を駆使してアサルトを援護する龍討の射手。 【ヒーラー】 傷ついた味方を古の技術『魔法』で回復させる、回復のエキスパート。 【メイガス】 時に前衛、時に後衛と、状況に応じて戦い方を変える古の技術『魔法』のエキスパート。 【メカニック】 罠や『銃』と呼ばれる近代兵器を駆使してパーティー全体を援護するサポーター。武器の改造等もお手の物である。 パーティーは6人1組であり、6人にそれぞれこの役割を割り振られる。 基本的に、アサルト1、シューター1、ヒーラー2、メイガス1、メカニック1が最もバランスの取れた割り振りと滅龍者の中で決められている。 因みにハーヴィスはアサルト、ヴァーズはシューターである。 武器等は国から支給されるものを使うが、それを信頼のおける自分のパーティーのメカニックに強化や改造を施してもらい、メイガスに加護を付加してもらうのが一般的である。 因みにメイガスの扱う魔法は精霊魔法。詠唱等は要らず、元々契約している精霊に力借りて、それを操るのである。 これはヒーラーにも言えることで、唯一違うのが精霊ではなく、天使と契約して癒しの力を行使するところだ。
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