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「先輩、早く私を養子にしてください!」
省吾には必要に養子縁組の話を持ちかけてくる。
なぜそうなったかというと、ある日のこと沙希が学校に遅刻しそうになって走って登校していたところ、誤って近所では猛犬と評判の犬の尻尾を踏んでしまった。その犬から逃げている最中にたまたま通りかかった省吾が代わりに襲われた。その様子を見た沙希が省吾が庇ってくれたと勘違いをしてしまい、省吾のことを兄と慕うようになった。
「えっと・・・沙希ちゃん、自分が何を言ってるのか分かるのかな・・・?」
「もちろんです!私は早く先輩の妹になりたいんです!」
「だから・・・」
「あらいいじゃない。省吾、沙希を貰っちゃえば?」
「部長、何気にこの空気を楽しんでいますよね。」
「それはどうかしらね。でも、もう少し見てみたいわね。」
「鬼ですかあなたは・・・」
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