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先輩「あ、次だよ東雲」
一回目の行射が始まった
緊張感のある中、藍緋には緊張を感じなかったのは僕だけではあるまい
「「「よしっ!!」」」
東雲が的中する度に響く「よし」の声
的中する程皆の声に嬉しさが表れてくる
しかし何より
ピュッ! パァン!!
藍緋の綺麗な射型から放たれる矢は迷う事なく的に吸い込まれて行く
そうその姿は正に
先輩「…主」
柚「?」
先輩「藍緋、貫禄めっちゃあるよな?」
柚「ありますね」
先輩「だから主。弓道場の主」
柚「あぁ! 主ですね!」
この瞬間藍緋の知らないところで、藍緋は【主】となった
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