第1章~出会い~

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恐る恐る名前を呼んでみた…。 何故名前を知っているのかと言うように見ていたが、襖をちらっと見て納得したかのように、名前を言う。 「土方歳三だ。」 すごく短い自己紹介だ… (しかも、いきなり自己紹介…?) 土方が、名前を言ったことで、名前をいっていないことに気がついた琴は、自己紹介をした方がよいのか迷う… 「私は、…」 ダダダッ…!! 凄い勢いで近づいてきた足音に消される。 先程、襖を勢いよく開けた人が戻ってくる。 長くて綺麗な髪。 顔も、女なのか、男なのか…というような、美人顔。 廊下を走る所は、子供をイメージさせるような… いや、子供でも走らないのか…?
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