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蘭崎さんが入ると空気が変わった。
今まで騒いでいた人達は一気に静かになった。
そして蘭崎さんは私を連れて倉庫の真ん中あたりのところで止まった。
『少し集まってくれ。』
蘭崎さんがそう言うと私達の目の前に集まってきた。
『斗真、その女誰?』
金髪の男が蘭崎さんに聞いた。
総長のことを呼び捨てにできるくらいだから副長なのだろう。
『今から説明する。』
そう言うと蘭崎さんは自分の手を私の頭の上に置いた。
そして……
『コイツは今日から俺の女だ!』
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