ある日の二年 1

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「ねぇ、土雲~」 休み時間の教室にある意味ではふさわしいダルそうな声が聞こえる この、とある高校に入学し、早くも一年と三ヶ月が経ったところで、二年の『天泉 命(アマイズミ ミコト)』は隣の席で読書をしていた、同じく二年の幼なじみ『土雲 唯奈(トグモ ユイナ)』に話しかけた 「何?命」 土雲は天泉の言葉にそちらを向かずに返事をする
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