神田まり、24歳。

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  「いらっしゃいませー、こんばんはー」 「ただいまおでんが安くなっております、いかがでしょうかー」 「いかがでしょうかー!」 夜のコンビニは、働きやすい。あまり、客は来ないし。酔っ払いはちょっと、怖いけど。 今日のシフトは22時上がりで、その後は合コン。 久しぶりだから、ワクワクする。 ついつい顔も緩んでしまうっちゅーの! 「神田さん、なんかご機嫌ですね?」 そんな私を見て声を掛けて来たのは、佐古 智明くん、確か‥20歳?大学生らしい。 「分かる?呑み会なんだよねー、今日!」 「うわー、いーですね!俺今入ったばっかだから朝までバイトですよーう」 フワフワパーマで、色素が薄くて、犬みたいな智明くん。 若さもあって、かわいい。 「ははっ、がんばれー?」 まぁ、私は猫キャラ男子のが好きだけどね。 あのツンデレ具合たまらん。 今日はいい男いるといいなぁ‥。  
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