第1章

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~♪~♪ メールの返信がすぐきて、素早く携帯をチェックする。 内容はふてくされたような顔文字のみで、次第に顔がニヤニヤしてくる。 「悠斗可愛いなぁ・・・」 ふてくされたような顔をする悠斗の顔が浮かぶ。 「あー早く会いたい。」 ・・・でもそんなこと言えないし・・・・心にしまっておこっと。 頭が痛いのを我慢しながらゆっくり起き上がると、おぼつかない足取りでリビングへと向かった。 リビングのドアを開けると、レースのカーテンが風に靡いて心地のいい暖かさに包まれた。 「これで具合がよければモチベーション的に最高だったんだけどね」 一人言を呟き、辺りを見渡す。 途端に静けさに包まれたようになり、家に誰もいないことが確認できる。 はぁっ、とため息が無意識にこぼれ、朝ご飯の支度をするためキッチンへ向かった。
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